作業〜完成


(研磨)
さて、塗装が完了しました。
ですが、ここではまだトロンボーンの光沢はありません。
ここからが最後の仕上げに入ります。研磨作業です。

(紙やすり)
紙やすりもカー用品店でセットで手に入ります。
目の粗い順に、150番、300番、600番、1000番など、いろいろな番号がついています。
これを使って表面を平らにしていきます。
まず、150番か300番あたりの粗いものを用いて、表面についたごみや、塗料の固まりを落としていきます。
紙やすりを水につけながら、指の腹をつかって落としていくとよいでしょう。
液だれが起きていた場合も、簡単なものならここでとれます。ただし、ラッカー層を完全に剥がさないように注意。
研磨した部分に水をつけて、塗料の色が出てきたら、ラッカーが剥がれています。もう一度、ラッカーをかけ直してください。

おおまかに磨いたら、だんだんと目の細かいものに紙やすりを変えていき、表面を滑らかにしていきます。
仕上がりは、ぞうきんなどで表面をふき取った後、手で触ってみると分かります。
表面が十分にきれいになったら、仕上げに入ります。

(液体コンパウンド)
仕上げは液体コンパウンドというものを使います。
簡単にいえばクリーム状の歯磨きの様なものです。実際、歯磨き粉(研磨材入りのもの)でも代用は可能。
研磨材の粒子の細かさで数種類あります。(鏡面仕上げと書かれているものが良)
これを布やスポンジにつけて、まんべんなく磨いていきます。
根気がいる作業ですが、これで仕上がりがだいぶ違ってきます。念入りに磨きましょう。
仕上がり具合は、やはりぞうきんなどでしっかりふき取って、見てみると分かります。
これで、一気に光沢が出てきます。
顔が楽器に映るようになれば、完成です。

(ピンクに塗装されたトロンボーン)

何度も言いますが、鳴りは悪くなるはずです。
ただ、私の楽器は結果的に鳴りが押さえられたためか、安っぽい音が目立たなくなりました。
(もともとが安い楽器だった)

ということで、皆さん、各自の責任でやってください。
やっちゃったという人は、写真を管理人まで送ってくれるとうれしいです。

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